
2021年01月12日
あなたのあがり度はどれくらい?
前回少しだけ触れた「あがり度」についてお話ししたいと思います。
人前で話す時にドキドキしたり声の震えを感じたとしても、特別なトレーニングの必要がない「緊張」の人がいます。
緊張とあがり症では対処の仕方が全く違います。
ご自分がどちらなのかチェックしてみましょう。
「あがり」や「あがり症」の方にスピーチ後の感想を聞いてみると、
心臓のドキドキ感が100%かそれ以上と言います。
その他に、頭が真っ白になった、息が苦しくなった、手足が震えたなど多くの身体症状を訴えます。
一方で「緊張」の方は、心臓のドキドキ感が30%くらいです。
中にはそれ以上のドキドキ感を訴える人もいますので、それだけでは判断できませんが、あがりの問題を抱えている人とそうでない人の大きな違いは、発話後の感情にあります。
「あ〜上手く話せなかった」「もっと準備をしていれば」とすぐ反省をしたり、自己嫌悪の感情が生まれる人は、あがりの問題がある人です。
話し終わった時「あ〜終わった!」とホッとしている人は「緊張」です。
緊張程度の人は、あがり症の人のように自分を責めたり落ち込むことはないはずですから、今のところあがり症克服の特別なトレーニングは必要ありません。
ただし、「あがり」は人間の本能ですので、今後もあがらないとは言えません。
「脳」を安心させるマネジメントをしっかり行いましょう。
Posted by 吉田あや子 at 16:17│Comments(0)