
2021年03月05日
わかりにくいコミュニケーションもイイ
言葉を巧みに扱える職業と言えば人と関わる機会の多い営業職が思い浮かびます。
それに対して、言葉で説明するのがあまり得意ではない職業は、
時間をかけて研究したり物作りをしたりする技術職。
もちろん技術職の中にも話し上手な人はいますが、
私の周りにいる職人と呼ばれる人たち(料理人や放送の裏方など)はおしなべて言葉足らずで、何を言いたいのか真意を読み解くのに苦労します
世間では、言葉によるわかりやすいコミュニケーション能力を求める声が広がっています。
少ない言葉の裏にある様々な思いを汲みとることが期待される
わかりにくいコミュニケーションは
これからの時代に合わないのかも知れません。
しかし、人は複雑な生き物です。言葉で全てを理解し合えるとは思えません。
わからないからこそ、何とかわかろうとして、相手のことを考えたり観察したりします。
相手が言葉足らずだと、全身のアンテナを立てて些細な情報をキャッチしようとしている自分がいます。
人の心の動きに敏感になるのは、そんな相手とコミュニケーションを図る時です。
Posted by 吉田あや子 at 16:10│Comments(0)