
2014年09月05日
スピーチ不安について
人前で話すという「スピーチ不安」も他者からの評価に対する不安、恐怖ですが、その不安の多くは、自分自身の声や身体の変化から発生しています。
話し始めた時に、自分の耳に届く声が「小さい」とか「震えてる」と思うと、緊張して身体が硬くなります。
そして、身体が硬くなったことを敏感に感じ取ることで、さらに心臓がドキドキしてしまいます。
これらは何が原因かというと、実は「脳」の問題なのです。
「脳」が不安を感じて心拍数が早くなったり身体が硬くなったりしています。
強くなったドキドキ感は再び情報として脳に伝達され、それによって身体がさらに硬くなる、手足の震えを感じる、声が出しにくくなるといった変化が起こります。
そうなるともう自分自身をコントロールすることが難しくなり、パニック状態に陥ります。
この出来事が脳内にしっかり記憶されて、その結果、次に人前で話すときも「またあの時のようにパニックに陥るのではないか…」と不安になるのです。
その不安感は、意識すればするほど前よりも強いあがりを起こします。決して場数で解決するほど単純ではありません。
あがりを克服するには、あがりの専門知識をもつ人による適切な指導が必要なのです。
Posted by 吉田あや子 at 22:23│Comments(0)
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